2008年12月29日

Beyond Standard Tour, Hiromi's Sonicbloom

2008年を締め括るべく、上原ひろみのライヴ観に行ってきましたよ。ここ数年いつも年末あたりに日本に還ってきて、この時期の恒例行事になりかかっているツアーを、今年も観に行けたのはほんとに幸運。

ツアーメンバーは前回と同様。ギターのFuzeがすっかり馴染んでる。昔のトリオ編成も面白かったけど、4人になることで遊ぶ余地が増えたようで、より自由度が増しているみたい。世界各地を回る間に、また一回り大きくなったような。

セットリストは最新作「Beyond Standard」を軸に、Fuzeが参加していたデビュー作や前作の曲たちも織り交ぜて。アルバム同様に、レコードの針ノイズに導かれた「Softly As In a Morning Sunrise」からスタート。前作のエンディングを引継ぐ演出の施されたこの曲からスタートするのは順当な線ではあるけど、一曲目からエンジン全開なのは何故。Dr.のMartin Valihoraが早くも「ソロパートじゃないけどいつもソロ」状態のカオスに突入。自重というものを知らない困った人達の饗宴の幕開けと相成りました。と言うか、この4人を眺めてると、Fuzeが一番落ち着いて見えるのはどういうこと。

とは言え、ひろみ嬢の満面の笑顔はいつも健在。音と戯れるのが楽しくて嬉しくてしょうがない、という喜びが、その表情に、紡ぎ出す一音一音に表れているような。そう、今回もこの底抜けの笑顔と喜びを湛えた音を浴びに来たのだ。彼女の音楽の最大の魅力は、彼女自身の愉悦が、それを見ている人達をも幸せにするところにある。

どの曲もユニークかつ刺激的だったけど、敢えてベストアクトを一曲だけ選ぶとすれば、オリジナルを生かしつつも全く別の曲に再構成してしまった「上を向いて歩こう」を推したい。素朴な原曲とは一味違ったファンクに仕上げてしまったのはお見事。格好良すぎ。

とまぁ、そんなこんなで楽しすぎるひとときをありがとうと伝えたい。でも、終了のアナウンスが流れて帰ろうとした矢先にステージに戻ってきて締めの曲を繰り出すのは勘弁。それ反則技だから。でもまぁ、偶然にも近くで見られるチャンスを得たので、これはこれでありかも。息つく間もなく、次はボストン公演らしいけど、引き続き頑張ってくださいませ。て言うか、いつ休んでるんだろう?たまには休養できますように。また来年の今頃に再会できることを心待ちにしつつ、最後の最後に傍若無人の限りを尽くした、これがなくては終われない「Return Of Kung-Fu World Champion」の残響を聴きながら、会場と、それから2008年を後にする。

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2008年12月01日

[R.I.P]樋口宗孝氏逝く

彼らの音楽に出会ったのはヴォーカルがマイク・ヴェセーラだったかな。「Soldier of Fortune」の頃。ところが、なぜか縁がなくて長いことすれ違いが続いていた。音は聴いたことがあったのだけど、アルバムは一枚も持ってなかった。いや、その当時はGeorge LynchとかPaul Gilbertの方がお気に入りだったんですよ。高校生だと欲しいアルバム片っ端から買えるほど金持ってないし。その後、何度もメンバーチェンジを繰り返したりしていて、風の噂ぐらいは聞いていたけど次第に疎遠になって、いつしか過去の記憶になっていた。つい数年前までは。

久々に彼らの姿を見かけたのは異国の地だった。滞在先のホテルで何気なくテレビをつけたら、知らない間にオリジナルメンバー編成に戻っていた彼らのライヴ映像が流れていて、思わず最後まで観てしまった。高校生当時に見ていた彼らとは見かけも音楽性も少しだけ変わっていて、でも昔より遥かに格好良くなっているように感じた。

帰国して、出たばかりの新作を買ってみた。アルバム買って聴くのはこの時が初。その勢いでライヴも観に行った。2007年の渋谷の一角で、1980年代と21世紀が交錯していた。歴史を背負いつつも、未来を見据えて堂々と構える姿が印象に残った。そして、これが「樋口っつぁん」を目にする最初で最後の機会となった。

2年前に初めて手にした思い出の一枚を聴きながら、彼らとの奇妙な縁を振り返ってみた。格別に熱心なファンだったというわけではないけど、やっぱりこういうのは残念だし、寂しい。もう一度あの爆音を聴いてみたかった。

長い間お疲れさまでした。ご冥福をお祈りします。

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2008年11月24日

坂本美雨さんインストアライヴに行ってきた

最初に出会った音が「Dawn Pink」で1999年のことだから、9年前の話。少しだけ矢野顕子さんの面影を感じさせる声が印象的でありました。

新譜「Zoy」発売記念のインストアライヴに参加してきた。ステージには徳澤青弦氏と二人だけ。PC制御の音源の上にチェロと歌が乗るという構成で。シンプルな分、歌声がよく聞こえるのが嬉しいところ。美雨さんの歌い方って、一つ一つのことばをものすごく丁寧に紡ぎつつも、どこか暖かさを感じさせるところが魅力。

選曲の方は新譜から何曲か。それぞれ印象的だったのだけど、いちばん良かったのが、去年リリースされたアルバムに収録されていた「オーパス&メイヴァース」。原曲も好きで何度も聴いている曲だけに、ライヴで聴けるのは嬉しい。美雨さん本人も何か思い入れがあるんだろうか。途中で一瞬声を詰まらせてしまう一幕が。なんだか感極まってしまったように見えた。凄いのはこのハプニングの直後で、歌が別の次元に翔んでしまっていたこと。なんだか神々しさを漂わせるぐらい。あれはいったい何だったんだろうか。貴重な場に居合わせたような気がする。

autograph by SAKAMOTO Miu

で、ライヴ後にCDにサインもらった。間近に見た美雨さんはとてもチャーミングで、でも眼に深い力を秘めた、そんな素敵な人でした。12月のライヴも観に行きます。

Zoy
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2008年06月07日

Encyclopedia. 安藤裕子

まだ内容を知らないでいたい人は、ネタバレにご注意。

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安藤裕子
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ツアー初日に参戦してきた。「六月十三日、強い雨。」からスタート。最新作の「chronicle.」でも冒頭を飾るこの曲に象徴されるように、今回のツアーは落ち着いて歌を聴かせる曲が多め。新作の曲と、ちょっと懐かしめの曲がいくつか。意外なことに、前作の「shabon songs」からの選曲はなし。ちょっと残念。

とは言え、抜けの良い声は健在でなにより。曲間のMCで素に戻るとさっきまでとは打って変わって、ちょっと天然気味な女の子に変わるのも健在でなにより。聴いていると何だかよく分らないけど懐かしい気分になってくる「うた」も健在でなにより。前回のツアーでも感じたのだけど、彼女のうたには、去り行くものたちへの愛惜を呼び起こすような何かを持っていると思う。うたを聴いていて、小学校時代の記憶とか、今はもう存在していない、昔の自宅の記憶とかが甦ってきてしまった。彼女の母校の思い出につくられたという「鐘が鳴って 門を抜けたなら」が心にしみます。またちょっとアルバム聴きなおしてみよう。

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2008年06月01日

"Beyond Standard" 上原ひろみ

「Standard」とか言いつつも、ちゃっかりJeff Beckの曲が紛れ込んでたりするあたりが、ひろみちゃんワールドなわけですが:) 新宿タワーレコードでトークイベントがあるという噂を聞きつけて、裏話&サインまでもらってきましたよ。

Beyond Standard, with autograph

古いレコード風のノイズ混じりなイントロに導かれた2曲目「Softly As In A Morning Sunrise」。あれ?どっかで聴いたような、と思ったら、前作「Time Control」の終幕「Time's Up」と同じ展開が。前作が途中で「時間切れ!」とばかりにバッサリ打ち切られていた場所の、その続きが明らかになるという演出。本人の解説によると、前作を作った時点で、次のアルバム(つまり今作)の構想が決まってたとのこと。前作をあのように締めたのは、タイムカプセルを仕込んだようなものなのだとか。で、今作の冒頭でそのタイムカプセルを開けて、2つのアルバムに繋がりがあることを暗示したらしい。

そういった細かい演出を入れるのは、彼女が作ってる音楽自体にも見られる傾向ではあって。「Led Boots」にもまた仕掛けが。ひろみ嬢曰く、オリジナルが収録されているアルバム(「Wired」)を聴きすぎて、CDが音飛びするぐらいになってしまったのだとか。その音飛び感を自分たちの演奏にもしっかり反映してみたとの話。なるほど、妙なアレンジになってる箇所があると思ったら、そういうことでしたか。この箇所はこだわりがあったらしく、メンバーに「もっとハネた方がCDの音が飛んでる感じが出るから」とか指示をだしてたんだそうで。

そんな遊び心満載のアルバムは、ライヴを観たことのある人にはすっかりお馴染みの、あの満面の笑顔と、なんだかよく分からないけど元気が出てくる音に仕上がっております。お勧め。

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2008年03月23日

Port of Notes at Liquidroom

出会ったのが最初のアルバムがリリースされた頃だから、1999年頃。新宿のHMVのインストアライヴにて。類稀な声に恋に堕ちる。そのままCD持ってレジに並ぶ。そんな出会い。9年前。

恵比寿LiquidroomまでPort of Notesのライヴを観に行ってきた。たぶん5、6年振りぐらいの再会とはいえ、何も変わってなくて一安心。バンドメンバーも、デビュー当時からサポートしてきた面々が勢揃い。若干老けた印象のある鈴木正人氏も相変わらずフェンダーとウッドベース(弓付属)と自前の椅子持参だし、DSK氏はお約束のように喋りが微妙で趣味は般若心経だし。そして髪を少し短めにした畠山美由紀姐さんは碧空を思わせる衣装で登場。

途中で、「今から振り返ってみると、Port of Notesの曲は自分の幼少の頃をイメージして書いたものが多い」というような話をしていて、妙に納得。なんというか、古いアルバムを見つけて昔の写真と対面したような懐かしくも儚い印象を残すのが、彼らの曲たちの魅力だと思ってたので。情景を描写するような歌詞も多いし。それも単に「過去の情景」というだけではなくて、「過去の記憶から、誰もが持っている原風景を呼び起こしてくる」ような詩を作るのが上手いのだと思う。

選曲は最近出たベストアルバムに入っている曲を中心に、懐かしい曲も交えて2時間ほど。アルバムの数自体はそれほど多くないものの、どの曲もそれぞれに物語を持っていて印象深く。最後の最後に二人だけで演奏された「Hope and Falsity」が素晴らしすぎて満足。

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2008年02月13日

it's the same old thing as yesterday

いきなり"Message In A Bottle"から始まるなんて反則。続いて"Synchronicity II"だなんて、さらに反則。そういうおいしい曲は後のお楽しみに取っておくものではないのか?心の準備がまだできてないんだってば。

復活したPoliceを観に行ってきた。彼らの音楽は、学生時代に死ぬほど聴いていた。音楽はいろいろ聴いてたけど、最もよく聴いたのがPoliceの曲達だったように思う。止せばいいのに下手の横好きでベースも弾くようになったのは、間違いなくStingの影響だし。たまに髪を短く切るようにもなったのも彼らに出会ってからだし。当時気になってた女の子に告白して玉砕した時には"Tea In The Sahara"が流れていたし。何が言いたいかっていうと、要するに奴らは、とりわけStingは僕のヒーローであったわけであり、人生に足跡を残した存在だったというわけ。但し、僕が興味を持った頃には、既にバンドは存在していなかった。ライヴをこの目で見られる日が来るなんて、とっくの昔に「ありえないこと」だと諦めていた。ついこの前まで、いや、今日この日のステージの幕が上がるまでは。

そして、幕が上がったと思えば、飽きるほど聴いた、そしてギターで飽きるほど弾き倒したリフが奏でられているという次第。心の準備なんてあったもんじゃない。彼らにまつわる記憶が、全部まとめてフラッシュバックする。反則だろ。

音楽の方は、メンバーそれぞれ50歳をとっくに越えているなんてことは全く意に介していないとしか思えない爆音を奏でる傍若無人ぶり。奴らの辞書には「円熟」という言葉は存在しないのだと思われます。Sting名義のライヴでは、一部の曲が毒気を抜かれた渋いアレンジで再現されていたので、復活Policeまでそんな感じだったらどうしてくれようかと不安だったけど、全くの杞憂だった。とは言え、改めて聴いてみるとStingソロ作に見られるようなjazzyな音作りの原型が見え隠れする曲もあって、興味深い。アレンジも、アルバムに収緑された原曲の良さを生かしつつも、一捻りしてみたり、たまに逸脱してみたり。"Walking on the Moon"の浮遊感、"Walking In Your Footsteps"のプリミティヴ感、"Synchronicity II"の狂気。"King of Pain"の切なさ。何もかもが秀逸。80年代と比べて唯一変わったところと言えば、生き急いでいるかのような前のめりさが薄れて、余裕を感じさせるところぐらいか。でも爆音。

また、ステージの3人もさることながら、裏方の活躍も見逃せない。PA。Stewart Copelandのハイハットワークまで鮮明に聴こえる音響バランスが秀逸すぎる。バンドの華は確かにStingではあるけれど、音響の華は、Copelandの操る変幻自在なリズムと色彩豊かな音色であるのは間違いない。繊細な音が細部まで再現されていたのは、ほんとに凄いと思う。あと、ある時は"Don't Stand So Close To Me"でStingがベースペダルを踏む足元をスクリーンに大写しにし、またある時はドラムセットを離れて背後のパーカッション群へ急ぐStewart Copelandの姿をクローズアップで捉える映像。良い仕事しすぎ。観客が観たいもの、聴きたいものを完璧に理解してなきゃ不可能。素晴らしい。

曲目については、特にサプライズなし、新曲もなし。過去のライヴ音源に触れたことがある人にとっては予定調和。"Can't Stand Losing You"の途中で"Regatta de Blanc"を挟んでまた戻ってくるところまでいつも通り。"Every Breath You Take"がアンコールのラストに来るのも予想通りってものですよ。締めには最適だしね。とは言え、生でこれだけ見られて感無量。文句はございません。彼らの最大のヒット曲を聴きながら、これが最初にして最後の機会なのかも知れない、と余韻に浸る至福の時間。学生時代のビターでスイートな思い出の数々を脳裏に横切らせつつ、また明日から頑張ろう、と。最後の曲が終わって、ステージを去る3人を見送る。

・・・あれ?Andyが一人ステージに残って何やら煽ってる。「もう一曲やれってか?」と人差し指を立ててジェスチャー。観客の声援。「しょーがねーな」と苦笑いの一人芝居。真っ赤なFenderを再び手に取ってリフを紡ぎ始める。この展開で、最後の最後に出てくることのできる曲なんて限られてる。StingとStewartもステージに戻ってくる。彼らのデビュー作の冒頭を飾った"Next To You"。原点回帰。偽装パンク。格好良すぎ。完璧。

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2007年12月09日

上原ひろみ TimeControl

年末恒例になりつつある、上原ひろみのライヴに参戦。去年は残念ながら観に行けなかったので、2年振り。久々に観た彼女は相変わらず元気そうで、笑顔を振りまきつつも全身全霊でピアノに意思を伝えようとするプレイスタイルは全然変わってなくて、なんだか微笑ましくなってしまう。

最新作のアルバムと同じく、ツアーメンバーは今回からDavid Fiuczynskiが参加して4人に。この人、以前に「叫ぶ首なし死体」なるバンドを率いていた奇才で、何をやらかしてくれるのかが注目されるところ。果たしてステージに登場したFuze氏、ダブルネックのギターにオレンジ〜赤系の民族衣装(?)をお召しになりつつもサングラス着用というファンキーなお姿。どこのチベットの坊さんかと思った。ちなみに、上原嬢はアルバムジャケットと同じ衣装。リズム隊の二人はいつも通りな感じ。

セットリストは"Time Difference"からスタート。まぁ順当なところでしょう。テクニカルな面もある曲だけど、堅実にソツなくアンサンブルを繋いでいくFuze師がちょっと意外な感じ。とか思ってたら、随所でブチ切れたソロをかましてくれたり、効果音を鳴らしてみたりするので油断ができないのだが。ステージ反対側で上原譲が煽る煽る。腕振り回してピアノ弾いたりして、思わずTheWhoのライヴに間違えて来てしまったのかと思いましたですよ、はい。以前のライヴと比べても、ステージアクションが多彩になった感じ。派手に逆立てた髪を振り乱しながら弾き倒す姿を観ていると、ジャズのピアニストと言うよりは、ロック系の人みたい。音もどことなくロックっぽい。ライヴ後半ではピアノの弦を直接ハープみたいに弾いてみたりと、表現の幅が広がったみたい。と言うか、ピアノの弾き方という常識のタガを外してしまった状態というところか。Keith Emersonかとツッコミを入れたくなったのは僕だけではあるまい。これもFuze効果なのかも。

あと、動きといい、紡ぎ出される音といい、微妙にエロくなっているのがポイント高い。いや、褒め言葉です。ほんとに。以前に観た時は音楽大好きな女の子って感じだったのが、ちょっと大人っぽくなってるような。気のせいでせうか。なんか、公私ともに充実してるんだろうなー、と思われます。

思うに、彼女の音楽を聴きに来てる人って、音楽だけじゃなくて、彼女自身のキャラクターも込みで気に入ってるんじゃないかなー、と。常に満面の笑顔だし、ピアノを弾くのが楽しくて仕方がないのが客席まで伝わってくるのですよ。時に荒々しく、時には歌うように。表情をコロコロと変えながらも、会場に存在するエネルギーを全て音に昇華して客席に返そうとしているような、そんな姿に心打たれるわけです。それでいて、変に重くなったりせずに、楽しませてくれるだけのユーモアのセンスもちゃんと持ってる。一度ライヴで観てしまうと離れられなくなりますよ。観てるこっちが「それ面白い〜」とか、頬が緩みっぱなしなわけです。途中で休憩を挟んで2時間を越えるメニューだったけど、あっという間に終わってしまったライヴでありました。来年もまた観に行こう。

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2007年09月12日

Zawinul翁が他界

Joe Zawinulが亡くなった。雑誌とかの写真ではまだまだ元気そうな感じだったのに。70年代こそ、アクの強そうな風貌だったけど、ここ最近はすっかり人の良いおじいちゃんという感じの、なんだか憎めない印象だった。元気なうちに、一度ライヴでお会いしてみたかったな。

最近のソロ名義のアルバムも一枚だけ持っていたので、追悼の意味も込めて久しぶりに聴いてみた。明るく楽天的だけど、どこか郷愁を誘うような、それでいて、たまにちょっと不思議な空気を漂わせたりする独特の音世界が心地良い。人柄を反映しているのだろうか。人々の喜びや楽しみとか、自然界の美しい風景とか、この世界の明るい側面を好んで表現していたように思える。取りたてて熱心なファンだったわけでもないのだけど、いなくなってしまうと寂しく。ご冥福をお祈りします。

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2007年07月22日

ROVO LIVE at 京大西部講堂 2004.07.18

猛暑の西部講堂、空調なし、室温50度、湿度100%。このコピーは邪魔。余計なこと書かなくていいのに。少なくとも、音だけを聴いていれば、むしろ「涼」を感じさせるぐらい。とは言っても、涼しくなるには少々の想像力が求められる。古(いにしえ)の大和の国、まだ物の怪が息づいていた頃の空と大地の狭間を脳裏に甦らせる想像力が。

最初に聴いた頃は「無国籍な現代音楽」という印象だったのだけど、しばらく聴き続けているうちに、どうやらそうではないらしいことに気付いた。彼らの音は極めて日本っぽい。いや「日本」という現代風の呼び方も少し違う。大地を別の者たちが支配していた、遥か遠い時間の彼方に存在していた、忘れ去られた大和の地を想わせる音世界。呪術的に同じモチーフを回し続ける低音は大地の鼓動、天に瞬く星々、魔界からこちらを窺う「人ではない何か」、遠方の空を切り裂く稲妻と雷鳴、そして天地の狭間で共鳴する人々の喧噪。

そういった太古の記憶の断片一つ一つが、遥かな大和の彩りを携える。彼らの紡ぎ出す音は、遺伝子の舟にのって現代に流れ着いた、祖先の記憶を甦らせている。部屋の灯りを落として、遠くの空を眺めながら、遠い過去に思いを馳せながら爆音で聴くのがお勧め。間違ってもDVDの方を買ってはいけない。余計な視覚情報は不要。くだらないことを書いてあるCD帯は、速やかに棄てるべし。

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2007年07月17日

walking in your footsteps

映画館で観るのをすっかり忘れてた。HMVで見かけて衝動買い。ライヴ映像はそれほど多くない。舞台裏の乱痴気騒ぎとか、移動中の喧嘩とか、ファンに包囲されてもみくちゃとか、ツアーの合間に観光とか、どこかで見覚えのある映像の現場とか、次第に増えていく機材の山とか、レコーディングの風景とか、だんだん無気力になっていくメンバーとか。あぁ、そうそう、あとは舞台裏の乱痴気騒ぎとか。

彼らの音楽を死ぬほど好きで、浴びるように聴いたファンにとっては貴重な映像。今頃になって掘り起こしてきやがって。格好良いじゃねぇか、ちくしょう。

但し、画質、音質ともに最凶。悪いことは言わないから、思い入れのない人は見ないように。

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2007年07月02日

Kula Shaker "Strangefolk"

復活。去年あたりからミニアルバムが出たり苗場で狼煙を上げてみたりと、柱の陰からこっちを窺っていたのが満を持して戻ってきた格好だ。何はともあれ、めでたい。やっぱり、Crispian Millsの音楽にはオルガンが鳴ってなきゃいけない。・・・って、よく見たらキーボーディストが交代してますが。

8年ぶりに出てきたアルバムは、お約束通りにインド風スパイスフレーバーを薫らせつつもUKロックの王道もしっかり継承してます的佇まい。ただ、個人的な独断と偏見のみに基づいて言わせてもらうと、ちょっと足りないなー、と。彼らにしては健康的すぎる気がする。まだJeevasっ気が抜け切ってないのだろうか。なんと言うか、紫の煙が渦巻くような不健康で妖しい音の方が似合ってると思う。もっと毒を出しても良いのに。その意味で、ちょっと惜しいな、という印象でございます。今後にも期待。またすぐに解散しませんように(祈)

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2007年06月23日

Rush "Snakes & Arrows"

遅ればせながら、の新譜を入手。なんか、いつの間にかでていたみたい。すっかり気付くのが遅れてしまった。とりあえず「新譜出てます」情報だけを元に、特に大した下調べもせずに新宿HMVへ向かう。探す途中でDream Theaterの新譜に遭遇。奴らも元気してるらしい。

音の感じは、90年代頃の彼らの音に近い感じかな。「Presto」とか「Roll the Bones」あたりによく似ている。ここ最近の「スリーピース原点回帰風ギターメインのメタリックサウンド」は後退して、シンセサイザー系の効果音を薄く入れてドラマ仕立てにする、彼らの得意なパターン。曲想も、じっくりメロディとアレンジを聴かせて情景を想起させるようなデザインが目立つ。前作の「Vapor Trails」も悪くなかったけど、やっぱり彼らにはこういう音の方が似合ってると思うなー。とか油断していたら、最後の方でテクニカルなインスト曲が炸裂するあたり、やんちゃさも失っていないところをアピールされていたりするわけですが。

正直な話、特に新しいものは何もない、いつものRushが還ってきました的アルバムかと。良い意味でいつも通り。技術を惜しみなく注ぎ込みつつも、音楽として聴かせる絶妙なバランス感覚と職人芸にますます磨きがかかっております的な印象が、ブックレット裏ページに載せられたメンバーの近影からも滲み出ております。既に知っている人にとっては安心して聴ける作品。

Snakes & Arrows
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2007年06月09日

安藤裕子 Live Tour 「再生」

中央奥に浮かぶ「月」が目を引くステージには、楽器部隊が緩い弧を描いて一列に並ぶ。月をスクリーン代わりにイメージの断片を浮かべつつミニマル調の少し不思議な曲に導かれて、緩やかな寛衣を纏った姿の歌姫の降臨。衣装が、目の覚めるような青。

安藤裕子のツアー最終日に遊びに行ってきた。J-Waveの番組などでキャラクターは知っていたので、何か演出を入れてくるだろうな、と予想していたのでオープニングは想定通り。でも予想通りだったのはそこまでで。声が発せられた瞬間に事前の予想は裏切られた。良い意味で。声が良い。「美声」と表現するとちょっと違う。低音から中音域の声が、抜けが良いと言うか良く通る。レコーディングされた音源の印象とは違って、会場中の空気が共鳴するような力強く心地良い声を持っていることに驚かされた。これだから、音楽は生で聴いてみないと分からない。

バンドの演奏は、ソウルとかジャズ風に横に揺れる穏やかなグルーヴを紡ぎ出す感じ。その上に和風テイストな歌が乗るという、ちょっと不思議な組み合わせ。体温を徐々に上げつつも熱くはなり過ぎないように少し抑制を利かせた音は、どこか懐かしいような、あるいはほろ苦いような。穏やかな幸せ感を浮かべつつも、何か大切なものを失った記憶を呼び起こされるような寂しさみたいなものが混じり合う。この、なんとも表現し難い感情はどこから来るのだろうか?

曲間に彼女が語った話にヒントが。ツアーの最終日だったのだけど、これで最後だと思うと寂しくなるという話を何度も繰り返していた。ちょうどツアー中に30歳を迎えて、ふと考えると両親と歳が近くなったように思えたこと、気が付いたら自分も次の世代を世に送り出すような年代になっていたこと。そんな話に続いた曲は、「帰ってくる場所」がテーマ。10代の頃の、色褪せ始めて失いつつある思い出を懐かしく寂しく想う感情と、それでも戻ってくるべき場所があるという安堵感みたいなものが同居しているような、彼女の紡ぎ出す音には、いくつもの感情が織り混ざっているように思える。

少し飛躍してしまうので説明はつかないのだけど、彼女の音には死というものと向き合った人の意識みたいなものを感じる。時間は流れて、過去に自分が持っていたものは次第に失われていくけれど、それは次の世代に受け継がれて時代は繰り返す。見た目は変わっているかも知れないけど、いつの時代も大事なものは同じであって、それが「戻ってくるべき場所」なのだと。死には生が続き、また同じ大切なものを見出すという生死観。今回のツアーのタイトルは「再生」なのだけど、そういう意味もあるのかな、なんて。

声と音に想起させられて、そんなことを漠然と思い浮かべながら聴いていた。次の機会にもまた戻ってこよう。そう思える場所をまた一つ見つけた気がする。

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2007年06月06日

タイトルはなんだったっけ?

自宅近くの行きつけの定食屋さん。内装もおされな感じで、BGMにジャズを流してくれるのが個人的にポイント高いわけですが。

夕食に立ち寄ったら、耳覚えのある曲が。アレンジは違うので、オリジナルバージョンではないけど。タイトルはなんだったっけ?Miles Davisの曲なのは間違いなくて、60年代のWayne Shorterがいた頃のクインテットのアルバムに収録されていた曲で、確かPonta Boxがモントルーのライヴ盤で演奏していたのを聴いて感銘を受けた曲なんだけどなー(すごい個人的な話で済みませんです)。タイトルが出てこない。。

気になったので、帰宅してから調べてみた。

Nefertiti
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これでした。「Nefertiti」。この時期のMilesは絶妙なバランスで妖しいオーラを放っていてお勧めです。ジャズに興味があるけど未聴という人、ぜひご一聴を。ちなみに、同じアルバムに入っている「Pinocchio」という曲もお気に入りで。こっちはWeather Reportでカバーされていたのを聴いて感化された一曲。Jaco Pastoriusが炸裂してた。どこへ行こうとしているのか予想がつかない感じの不思議なメロディに惹かれます。ちょっと懐かしかったのでお勧めでした

posted by cesare at 22:50 | 音楽

2007年05月06日

熱狂の日2007

La Folle Journée au Japonに遊びに行ってきた。今年のテーマは「民族のハーモニー」らしく、国別に有名どころの作曲家を取り上げて演奏会を展開するというスタイルに。今回チケットを取ったお目当ての公演は小曽根真氏出演のガーシュインと、ビルバオ交響楽団によるドビュッシー&ラヴェル。

La Folle Journée, 2007-05-03

まずは5/3のガーシュイン公演。ガーシュインと言えば「Rhapsody in Blue」。某ドラマのテーマ曲とか、某丸の内ビルの宣伝で聴き飽きた、なんてことを言うつもりは毛頭ございません。ピアノの小曽根氏は、客席の子供の声援に律儀に反応する余裕を見せてたりするし。さすがは神戸が世界に誇る芸人・・・じゃなくてピアニスト。クラシックとは言え、ガーシュインの音楽はジャズの要素が強いだけあって、ジャズ畑で活躍中の小曽根氏の独壇場という感じになっておりました。

5/6のビルバオ交響楽団は、どうやら情熱の国スペインの楽団らしい。そんな情熱の楽団による公演は「牧神の午後への前奏曲」からスタート。ただでさえ官能的なこの曲が、スペイン人ゆえなのか更に艶やかに。続いて「亡き王女のためのパヴァーヌ」と、印象派ならではの穏やかな曲へつなげる。寝不足気味の身には子守唄のようなZzzz。。いや、寝てません。本当です。続いて「ボレロ」が。同じパターンを延々と呪術的に繰り返しつつ、徐々にヒートアップしていく展開が圧巻。生演奏ならではの音圧と迫力が凄い。これ一曲でも観に来た甲斐があったというものです。

この音楽祭は「お祭り」の雰囲気が強くて、会場周辺では屋台も出ているぐらい。食事したり、軽くアルコールなんぞ入れたりして御機嫌になったところでお目当ての公演に繰り出す、という陽気さと気軽さが良い。クラシックと言うと、どうしても「正装していった方が良いですか?」的な堅苦しい印象だったりしがちですが、これぐらい気軽に観に来れるイベントがあるのも良いな〜、と。

ともあれ、来年も友達を誘ってまた観に来よう。ちなみに、気の早い話ではありますが、2008年のテーマは「シューベルトと同時代の仲間たち」だそうです。

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2007年04月12日

Björk "Earth Intruders"

久々の新曲が出てきた。今回は、前作のような「人の声だけ」というような趣向ではなくて、機械仕掛けの音が交錯する世界。「Post」の頃の雰囲気と近いかも。いつになく開放的で色彩豊かな音作りが良い感じ。Björk姐さん相変わらず格好良いです。5月にアルバムも出るらしいので、そちらにも期待。

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2007年04月08日

I got two turntables and a microphone

の追加公演に行ってまいりました。

開演時間から30分近く待たされた挙げ句に、スタートは「Loser」から。いきなり反則じゃないかい?そりゃ。ステージ後方ではミニチュアのステージが作ってあって、出演メンバーを模した人形劇が同時進行。その様子は後方のスクリーンに映されるという演出で。しかもこの人形劇が、ステージ上の本物の動作を忠実に再現するようになっている。歌詞に合わせて口を動かしたり、リズムに合わせてギター弾いたり。たまにカメラ目線になるという芸の細かさ。これじゃ主役が人形の方みたいじゃないか。それでいいのかよ。

曲の方は、「Odelay」あたりのちょっと古めのものから最近のものまで織り交ぜて。ヒップホップ風のリズムを主体にして、ソウル系のピアノが顔を出したりギターの轟音が割り込んだりと、相変わらずのゴッタ煮状態。とりあえず音の出るものなら何でもOKという、底抜けのいい加減さが絶妙なグルーヴを醸すあたりがBeck節の真骨頂というところでありましょうか。メンバーもメンバーで、アフロ頭のソウルフルなブラザーがベースを振り回して煽ってるかと思えば、見た目60年代サラリーマン風(?)な兄ちゃんが妙にテンションの高いタコ踊りで右へ左へ行ったり来たり。見せ方にも手を抜かないBeck先生であります。

ひとしきり盛り上げたところで、本編終盤にアコースティック弾き語りコーナーに突入。Beck一人で歌う後ろで、スタッフがなにやら椅子だのテーブルだのを持ち込み始める。何事?と思っているうちに他のバンドメンバーが着席して、何故か食事が運び込まれる。Beck先生、横で熱唱中。メンバーは食事しながら談笑などしておられる。なんじゃその演出は。とか思ってたら、曲に合わせてフォークやスプーンで皿とかグラスとかを叩き始める。なんかリズムが見事に決まってたりするから凄い。しかもこの様子を、後ろの人形劇部隊がきっちりフォローしているから恐れ入る。ちゃんとテーブルがセットされてメンバーの人形がグラスを叩いているという念の入れよう。なんじゃその演出は。

そんなこんなで本編終了。さてアンコール、と思ったら後方のスクリーンで先程からお馴染みのメンバー人形たち演じるショートフィルムが上映されるから油断できない。Beck人形さんがゴジラさながらに口から火を吹きながら街中を荒し回るという果てしなくおバカな内容に感動の涙を禁じ得ません。誰か奴を止めてやってください。そんなフィルムもそこそこにスクリーンの映像は切り替わって、アンコールに応えてステージに戻ってくるバンドメンバーの・・・じゃなくて人形劇部隊の姿が。人形のくせにカメラを意識してアピールなどされておられる始末。というわけで、ステージには人形たちとバンドメンバーが戻ってくる。のは良いとして、クマの着ぐるみが2匹ばかり混じってるのは何故だ。なんじゃその演出は。

という、おもちゃ箱をひっくり返したようなライヴでありました。笑い疲れた。

posted by cesare at 23:59 | 音楽

2007年03月15日

Qandi

Starbucksから「Qandi」が発売になったのを記念してMonday満ちる姐さん出演のライヴイベントがあるということで、丸の内OAZOまで遊びに行ってきた。

イベントの中身は、アコースティックギターの人とデュオで5曲ほど。うち1曲は、このイベントのための書き下ろしで、タイトルもそのまま「Qandi」。ゆったりとしたリズムに少し切ない感じのメロディが印象的でありました。せっかくだから次のアルバムとかに入らないかな?もしくはiTunesStoreでも。小さい会場で5列ぐらいの客席のすぐ後ろにいたので、近距離で姿も見られたし音もきれいに出てたので、なかなか美味しいイベントでした。行って良かった。

ちなみにこの「Qandi」(曲じゃなくてコーヒーの方)、キャラメルマキアートに似た味で、少し香りを強めにしたような感じ。Mondayさん情報によると、素材にもこだわって作られてるとか。甘いものが飲みたい時に良いかも。

posted by cesare at 23:14 | 音楽

2007年02月18日

4hero "Play With the Changes"

前作の「Creating Patterns」路線を引き継ぐような、色彩豊かでオーガニックな音作りが印象的。生音とプログラミングの音を絶妙なバランスで調和させてるのだと思う。機械っぽいという感じはあまりしない。ボーカルが引き立つように意識してアレンジしてあるのか、「うた」を聴かせる曲が多いようにも思う。

特に印象に残るのが、もはや4heroのアルバムには欠かせない存在になってしまった感のあるUrsula Ruckerの詩吟が炸裂する「The Awakening」。この人が出てくるだけで音世界が一変してしまうほどの存在感はさすが。前後の曲と、明らかに空気が違う。

ところで、今作はなぜかジャケットのアートワークが白と黒だけの単調なデザインになっているのが、個人的には惜しいように思う。中の音楽が色とりどりに鮮やかなのとは対照的。その落差を狙っているのだろうか?

posted by cesare at 01:59 | 音楽

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