2008年04月30日

JJUG収穫

JJUG Cross Community Conferenceに参戦。ここ最近、カンファレンスとか勉強会の類いに片っ端からエントリーしております。今回の最大のお目当ては、ひがやすをさんの講演ではあったけど、それ以外にも収穫がいろいろ。

まず、「さらば JAR、ようこそ JAM! Java 7 モジュラリティ、やさしく教えます」と題した、Java7でのパッケージ周りの方向性について。以前によくJavaで開発していた頃に何が面倒だったかって、CLASSPATHの取り扱い。必要な.jarファイルを全部並べたらもの凄い長さになってたり。このあたりがやっと改善されるらしい。なんでも、ファイル命名規則が決まっていて、モジュール名-バージョン.jamにするんだとか。モジュール名もお馴染みの逆ドメイン記法で、例えばcom.example.foo-1.0.0-RC1.jamみたいな感じ。ついでに依存関係とかもメタデータとして書けるように拡張されて、必要なモジュールが自動的にロードされるようになるらしい。これは素晴らしい。あ、でもまだ仕様が全然確定じゃないんだそうで、フタを開けてみたら全然違ってたって落ちになる可能性もまだあるそうで。ご注意。

次にLiftweb/Scalaの話。参加してみたら満員御礼でびっくり。Scalaってこんなに注目されてるのか。当のスピーカー本人が一番驚いていたかも。確か一つ前の号のWEB+DB pressで特集が組まれていたから、そこで注目を集めることになったのかも。内容はLiftでの簡単な処理を作るまでの流れを順を追って説明したり。View FirstなMVC(?)というのは珍しいかも。確かに、Controllerに1ページ分の処理が一緒くたになったりしないという利点はありそう。ただ、snippetの方がコードとHTMLが一緒になっているあたりが若干気持ち悪い。慣れの問題かもしれないけど。

立て続けにScalaの基礎の話に参戦。こちらは言語仕様を眺めてみるあたりがメイン。あと、Erlangと比較しながらのactorクラスの書き方とか挙動を比べてみたり。ここ最近、HaskellとかErlangとかの話が、Javaメインの人の間でも普通に受け入れられるようになってきている気がする。みんなそろそろ新しいものが欲しい時期に来ているのかも。Javaもなんだかんだで10年以上経ってるし。言語としてのScalaの印象は、OOと関数型の美味しいところを巧くまとめてるな、というところ。関数型の簡潔な書き方ができる一方で、Haskellほどには厳格になりすぎずに、OO風にオブジェクトを変化させながら処理を進めていくような書き方にも寛容だったり。現実主義っぽい印象。

トリはひがやすを氏による「ITゼネコンをぶっつぶせ」と題したディスカッション。内容はタイトルほど過激でもなくて、SIerに蔓延ってる悪しき慣習を打破して体質を変えていこう、という前向きな話。普段からSI屋さん批判をブログとかで書いているひが氏の得意分野(?)。鍵は「Programming First Development」。要件定義とコーディングの狭間にある、コードと同等の内容を自然言語で記述する「プログラム設計書」を書くなんて無駄、その代わりに詳細設計のフェーズを実際にプログラミングしてプロトタイプみたいなものを作りつつ、依頼主とのレビューを繰り返すような方法にした方が良くない?という提案が、今回の話の核心。ほんとに上手く行くかはともかく、心情的には賛成かな。あと、やっぱり人を育てるってところが肝だと思いますです。今のSI業界って、話を聞いている限りだと人を育てる余裕を失ってるところが多そうだし。

とまぁ、そんな感じのカンファレンスでした。丸一日入り浸ってたけど、貴重な情報もあり、考えさせられることありで大いに収穫がありましたです。さて。これをどうやって本業にフィードバックしようか。

posted by cesare at 23:22 | 技術関連
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