2007年09月09日

London calling

縁あって、ロンドンの人達と仕事をする機会がありまして。途中参加から2週間ぐらいで締切。先方とは直に会ったこともなく、しかも連絡手段はメールぐらい。我ながら、よく無事に最後まで辿り着けたもんだと思わずにはいられません。

で、無事に仕事を終えて思うことが2つばかり。一つは、やっぱり外の世界をもっとよく見ないとダメだな、と。以前に中国の人達と仕事をしたときも同じように感じたっけ。日頃、日本人だけで仕事をしてると、なんとなく曖昧でもどうにかなっちゃいますが、外国人と付き合うと、そういういい加減な方法は通じないので、良い意味で緊張感があると言うか。連絡一つとってみても、誰にでも解るような伝え方をしないといけないので大変ではあるけれど、手を抜かなくなるという利点もあるわけで。日本人相手の仕事でも、普段からこんな感じで良いのかも。

もう一つは、時差について。ご存知の通り、ロンドンとの時差は9時間。但し、サマータイムを採用しているので、夏の時期は8時間。ロンドンの人達はだいたい朝は10時頃に出勤してきて、夕方は19時頃には帰るという生活パターン。日本時間に直すと、仕事を始めるのが18時頃で、終わるのが午前の3時頃というわけ。見ての通り、仕事している時間がロンドンと日本で全く重なりません。この状況で「ある特定の時間に双方が同期して作業する」なんて必要が出てきたりするわけですよ。関係者への連絡も大変。スケジュール進行表にいちいち日本時間とロンドン時間を併記しないといけないわけで。うっかり時差の計算を間違えたりなんかした日には、えらいことになります。

とは言え、将来を見据えて考えてみると、こういう仕事のやり方が当然になっていくんじゃないかとも思うわけですよ。中国とかインドとかの新興国の台頭も著しいご時世に、いつまでも日本人だけに閉じた半鎖国状態が維持できるとも思えないし、近い将来にはたぶん、ビジネスは日本人とヨーロッパ人の提携で、システム構築は中国人で、ユーザーサポートはインド人が、みたいなことが普通になってたりするんじゃないか。そうなると、ビジネスパートナーが仕事してる時間が一致しないなんて当たり前になるわけで。

そう考えると、今のうちから時差のある場所にいる人達との仕事に慣れておくのは、後々役立ちそうだなー、と。逆に考えると、日本人だけを相手に商売している方法が、いかに甘やかされてるかが見えてきたりします。近くにいる人同士だったら、毎週のように全員が集まって進捗会議、とかやってられるけど、距離があると無理が出てくる。直に顔を合わせなくても仕事を回せるだけの能力が必要とされるわけですよ。これはおそらく、次の10年を生き残るために必要な能力なんじゃないかと。

とか、大変そうなことを言ってますが、実はこれが自ら望んでた世界だったり。なぜかって? 理由は単純。こういう仕事の仕方ができるようになれば、リアルの世界で身体を置いておく場所はどこでも良くなる可能性が出てくるから。わざわざ物価も人口密度も高い東京にいなくてもいいのだとすれば、また違った人生設計も可能になるというものです。

なんてことを考えたりしておりました。ロンドンに限らず、違う世界を覗き見るのは良い刺激になります。

posted by cesare at 01:38 | 日記
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