2005年06月21日

再会

Eric Johnsonが新譜をリリースした。ソロ名義としては実に9年振りになるらしい。このニュースを察知したのは数日前で、しかも来日ライヴ情報だったという有様(笑)

一般的には全く知られていない人だと思う。まぁ無理もない。ソロのギタリストでインストとヴォーカル曲が半々ぐらいの割合で作品をリリースしているアーティストが有名な方が珍しい。ジャズ/フュージョン系では有名なPat Methenyだって、このジャンルに縁のない人からすれば「誰?」ってぐらいだろうし。

が、僕にとっては特別な人なのだ。「一番好きな音楽家は誰?」と問われたなら、迷わず彼の名前を出すぐらいに特別だ、と言えばどれほど「特別」なのかは解っていただけると思う。

9年振りの再会は、ただただ呆然と聴き入るしかなかった。音そのものは何も変わっていない。初めて出会ったのは高校生の頃だから、もうとっくに10年以上が経過しているわけだが。どことなく儚さを感じさせる歌声も、艶のあるギターの音色も当時と何も変わらないまま。が、むしろこの変わらなさ故に、出会った当時の貴重な記憶が次々とフラッシュバックしてくるわけで。今となっては取り戻す術のない、故郷の生まれ育った部屋の記憶などまでが蘇ってきて、しばし過去の追憶に身を委ねる至福。

・・・なんて書いてるのは、歳喰ったせいだな、きっと^^;

でも、良い音楽って、聴いていた当時の思い出とか雰囲気とか、永く忘れかけていた生々しい記憶を呼び戻してくれたりしませんか?失恋したときの失意。親と大喧嘩したときに抱いた憎悪。一人暮らしを始めた頃の孤独感。そんな様々な記憶が、当時に聴いていた音、あるいはそれによく似た音をトリガーにして、あたかも昨日のことのように蘇ってくる瞬間があるのは、ずっと音楽を聴いている人には共感してもらえるのではないかと思う。
今日出会ったのは、まさにその感覚だった。故郷に残してきた思い出と友人たち。彼らを想いながら、今日は僕にとって特別なアーティストが織り成す音と、お気に入りの美酒に酔おうと思う。


ちなみに、Eric Johnsonのサイトはこちら
posted by cesare at 19:09 | 音楽
この記事へのTrackBack URL

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。