2006年09月17日

投資銀行青春白書

先にお断りおきますが、書評じゃなくて感想文です。しかも半分は著者の保田さんへの私信ですので^^;あしからず。

とは言いつつも、一応のご紹介をば。著者は「ちょーちょーちょーいい感じ」でお馴染みの保田隆明氏。Amazonへのリンクは、ご本人によるリリース当日の顛末を記されたエントリーにありますので、こちらからどうぞ。僕は本を出版したことはないですけど、思わず書店巡りをしてしまう気持ちは良くわかる気がします(笑)

内容は、外資系の投資銀行部門に配属になった新人の目を通して、業界の雰囲気とか仕事内容、特にM&Aに関連するあたりをドラマ仕立てで紹介するというもの。特に難解な業界用語や符牒の類いも登場せず、業界事情を全く知らない僕みたいなド素人でも素直に読んで理解できます。タイトル通り「青春」な要素も入ったストーリー形式になっているので、気負わずに気楽に読めると思います。おそらくは、この業界に就職しようとしている学生の人達がメインのターゲットになってるのかな、という感じ。就職活動している人は、読んで損しないと思います。

とは言え、就職活動中の人達のみならず、「外資系」で「投資銀行」な職場ってどんな感じ?というあたりに関心がある人には、雰囲気がよく伝わってくる良書だと思います。下手に「解説書」みたいな形式にするより、ストーリー仕立ての方が正解だと思う。ここ最近のニュースとかでは、何かと「敵対的買収」のような派手なケースが取り上げられる機会が多かったような印象ですが、もっと平和的かつ建設的な買収の内幕を垣間見られて、興味深く読ませてもらいました。

外資系で金融の会社と言うと、どうしても「実力主義一辺倒でドライな職場」という先入観があったのですが、ちょっと違う一面もあるのだな、ということも教えてもらったような。もっとも、仕事上のパートナー関係が恋愛関係に発展したという実績があるのかどうかは、僕の知るところではございませんが(笑)

あんまり褒め過ぎだと気味が悪い? じゃあ一応は批評みたいなことも(笑)。内容はある企業をM&Aする買収側の視点から語ったストーリーだったわけですが、きっとM&A以外にもまた違った業務もあるのでしょう。ひょっとすると細かい雑務の話になってしまうのかもしれませんが。その辺りまでちょっと触れられていると、よりリアリティが増して参考になるかな〜、と。でも、本一冊分のボリュームだと、これぐらいが適量なのでしょうか。これを機会に別の業務内容のストーリーでシリーズ化とか、どうでしょう?(笑)

posted by cesare at 02:01 | 読書
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