2008年12月31日

2008年を振り返る

日本漢字能力検定協会によれば、今年の漢字は「変」とのこと。奇しくも、個人的にもこの字に象徴される一年になっていたように思う。最大のイベントは転職、すなわち働く場所を「変」えた、ということもあって。

strange, aka changes

転職については今年いきなり思い立ったわけでもなくて、以前から考えていたところに転機が訪れたので決行したというのが率直なところ。かれこれ11年以上も同じ会社に勤めていたわけなのだけど、そろそろどっちにするか決めないといけないと思っていたのですね。このまま一つの会社に居続ける人生を選ぶのか、それとも違う世界を渡り歩くのか。と言いつつも、選択はとっくの昔に決まっていたわけですが。後はタイミングはいつなのかという問題に過ぎなかったわけで。そのタイミングを見出した。

Offの時間でも変化があって、今年はいろいろと人付き合いの輪が拡がった一年だった。2月末にとあるカンファレンスで講演。喋ったこと自体はともかくとして、その後の2次会でいろんな人と出会ったのが、良い経験になっていたように思う。これを契機にして、いろんなカンファレンスや勉強会に手当り次第に顔を出しては名刺をばら撒いていた。覚えているだけでも、YAPC::AsiaやRubyKaigiから有志のOpenID勉強会、Rails勉強会@東京などなど。あまりにも数が多くて、全部書ききれません^^;。あっちこっちに顔を出しているうちに「以前に某所で話してませんでしたっけ?」なんて声をかけてもらえることが増えてきて、顔が知れ渡っていくのを実感したり。

そうやってリアルの方で繋がりが増えて行くと、自然とネット繋がりの関係も増えていくわけです。Twitterとか。調子に乗って、Twitterでしか知らない人に「飲みに行きません?」とか誘ってみたりして。以前はこういうことは考えもしなかったのだけど、いつの間にかこれが自然なことのように思えるようになっていた。そして、その勢いで次の就職先を決める、と。

とまぁ、そんな風に考えると、一番変わったのは自分自身のモノの考え方なのかも。以前よりも人との繋がりを軸にしているように思う。そんな感じに、いろんな面で「変」わった一年だった。

ともあれ、今年一年、良い縁に恵まれたのは幸運だったと思ってます。こんな「変」な奴にもかかわらず^^;お世話になった方々に感謝。そして来る年もまた、皆様に幸多からんことを。今後ともぜひ、宜しくお願いします。

posted by cesare at 23:14 | 日記

2008年12月29日

Beyond Standard Tour, Hiromi's Sonicbloom

2008年を締め括るべく、上原ひろみのライヴ観に行ってきましたよ。ここ数年いつも年末あたりに日本に還ってきて、この時期の恒例行事になりかかっているツアーを、今年も観に行けたのはほんとに幸運。

ツアーメンバーは前回と同様。ギターのFuzeがすっかり馴染んでる。昔のトリオ編成も面白かったけど、4人になることで遊ぶ余地が増えたようで、より自由度が増しているみたい。世界各地を回る間に、また一回り大きくなったような。

セットリストは最新作「Beyond Standard」を軸に、Fuzeが参加していたデビュー作や前作の曲たちも織り交ぜて。アルバム同様に、レコードの針ノイズに導かれた「Softly As In a Morning Sunrise」からスタート。前作のエンディングを引継ぐ演出の施されたこの曲からスタートするのは順当な線ではあるけど、一曲目からエンジン全開なのは何故。Dr.のMartin Valihoraが早くも「ソロパートじゃないけどいつもソロ」状態のカオスに突入。自重というものを知らない困った人達の饗宴の幕開けと相成りました。と言うか、この4人を眺めてると、Fuzeが一番落ち着いて見えるのはどういうこと。

とは言え、ひろみ嬢の満面の笑顔はいつも健在。音と戯れるのが楽しくて嬉しくてしょうがない、という喜びが、その表情に、紡ぎ出す一音一音に表れているような。そう、今回もこの底抜けの笑顔と喜びを湛えた音を浴びに来たのだ。彼女の音楽の最大の魅力は、彼女自身の愉悦が、それを見ている人達をも幸せにするところにある。

どの曲もユニークかつ刺激的だったけど、敢えてベストアクトを一曲だけ選ぶとすれば、オリジナルを生かしつつも全く別の曲に再構成してしまった「上を向いて歩こう」を推したい。素朴な原曲とは一味違ったファンクに仕上げてしまったのはお見事。格好良すぎ。

とまぁ、そんなこんなで楽しすぎるひとときをありがとうと伝えたい。でも、終了のアナウンスが流れて帰ろうとした矢先にステージに戻ってきて締めの曲を繰り出すのは勘弁。それ反則技だから。でもまぁ、偶然にも近くで見られるチャンスを得たので、これはこれでありかも。息つく間もなく、次はボストン公演らしいけど、引き続き頑張ってくださいませ。て言うか、いつ休んでるんだろう?たまには休養できますように。また来年の今頃に再会できることを心待ちにしつつ、最後の最後に傍若無人の限りを尽くした、これがなくては終われない「Return Of Kung-Fu World Champion」の残響を聴きながら、会場と、それから2008年を後にする。

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posted by cesare at 00:07 | 音楽

2008年12月01日

[R.I.P]樋口宗孝氏逝く

彼らの音楽に出会ったのはヴォーカルがマイク・ヴェセーラだったかな。「Soldier of Fortune」の頃。ところが、なぜか縁がなくて長いことすれ違いが続いていた。音は聴いたことがあったのだけど、アルバムは一枚も持ってなかった。いや、その当時はGeorge LynchとかPaul Gilbertの方がお気に入りだったんですよ。高校生だと欲しいアルバム片っ端から買えるほど金持ってないし。その後、何度もメンバーチェンジを繰り返したりしていて、風の噂ぐらいは聞いていたけど次第に疎遠になって、いつしか過去の記憶になっていた。つい数年前までは。

久々に彼らの姿を見かけたのは異国の地だった。滞在先のホテルで何気なくテレビをつけたら、知らない間にオリジナルメンバー編成に戻っていた彼らのライヴ映像が流れていて、思わず最後まで観てしまった。高校生当時に見ていた彼らとは見かけも音楽性も少しだけ変わっていて、でも昔より遥かに格好良くなっているように感じた。

帰国して、出たばかりの新作を買ってみた。アルバム買って聴くのはこの時が初。その勢いでライヴも観に行った。2007年の渋谷の一角で、1980年代と21世紀が交錯していた。歴史を背負いつつも、未来を見据えて堂々と構える姿が印象に残った。そして、これが「樋口っつぁん」を目にする最初で最後の機会となった。

2年前に初めて手にした思い出の一枚を聴きながら、彼らとの奇妙な縁を振り返ってみた。格別に熱心なファンだったというわけではないけど、やっぱりこういうのは残念だし、寂しい。もう一度あの爆音を聴いてみたかった。

長い間お疲れさまでした。ご冥福をお祈りします。

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posted by cesare at 22:55 | 音楽

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