由緒正しき日本のロック、という佇まい。メンバーそれぞれ、ジャズ方面に行ってたりテクノやってたりという経歴はあれど、このメンバーで集結すると必然的にロックになるといったところか。しかも、ただのロックではなく。70年代を彷彿とさせる、今や絶滅危惧種の風格さえ漂う「日本のロック」だ。でも、なぜか時代錯誤な感じでもなく、「懐かしく新しい」という妙な印象。
話題の木村カエラの出番はあまり多くはなくて、メインで歌っているのは数曲だけ。残りの曲は各メンバー持ち回りで歌うという体裁になっている。よく聴くとカエラも後ろで歌ってたりするのだけど「大々的にフィーチャー」という感じではない。もう少し目立ってても良かったような気もするなー。過去のアルバムはちゃんと聴いてなかったのだけど、いつもこういう構成だったんだろうか?
それにしても、メンバーそれぞれ50代のはずなのに元気なこと。なんだか「久々のロックバンドだ」とばかりに同窓会ノリではしゃいでるオヤジ達の様子が目に浮かぶよう。17年ぶりのレコーディングにも気負うことなく、リラックスした空気を醸し出しているあたりに余裕と風格が感じられるように思う。
ところで、バンド名はアルファベット表記では"Sadistic Mikaela Band"で、仮名表記は「サディスティック・ミカ・バンド」のまま。意図的に使い分けてるんだろうけど、どっちが正式名称?